ANIRON

ひとりごと日記

2021.03.27 戻れない場所に別れを告げたい

ふたたび死が頭をよぎり、朝5時まで一向に眠れずに徹夜して、眠って起きたのが11時ごろで、さすがにまずいと思って病院に電話したものの、医師によってふたたびトラウマを抉り抜かれただけだった。

どうして自分の大切にしているものたちに対して、こんな風に無遠慮にずけずけと入ってくるのだろう。死にそうなほどつらい想いを抱えていても、荒療治をされてはたまったものではない。

自分の葛藤に対して、勝手にセンシティブなレッテルを貼られて語られることに、「他者表象の暴力性」の文字を思い起こして、自分自身がその矛先を向けられたことに対して、怒りしか覚えない。話さなければ良かったと思う。

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主人は医師はきみを傷つけようと思って云ったわけではないし、きみの感情は余人にはなかなか理解できないと云うけれど、どうしようもない孤独を突きつけられた気分になってしまう。

詳細については言葉を割かない。この場に書けるものではないから。

ただいかんせん著しく傷つく羽目になった。

もう二度と戻れない場所に対してどうしようもない気持ちを抱えていたけれど、もう心がすっかり折れているので、戻ることもないし、かつて友人だった人たちとの関係を修復することもない。覆水盆に返らずで、もう二度と気持ちはつなぎ直せない。仕方がない。

医師からは無理に関係を絶つとメンタルに著しい影響が出るので、関係は続けた方がいいと云われたのだが、白黒つけない方がよほどメンタルが参ってしまう。

時間が癒してくれることはないのかもしれないけれど、このままいろんなものを費やして、心を無駄にすり減らせて付き合うこともないし、それはTwitterも同じことだ。

戻れない場所にはもう戻らないのだと、自分の意思だけをしっかり持っていたい。 

 

そういう時に以前気になっていたこの本のことを思い出し、kindleで買って読むことにした。 

ちょうどここ数日はKing GnuのPrayer Xをエンドレスリピートで聴いていて、いくらか気が楽になるので、そうした実感もあって読んだのだった。

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ぼくは人生に必要な能力を、

なにひとつ備えておらず、

ただ人間的な弱みしか持っていない。(八つ折り判ノート)

無能、あらゆる点で、しかも完璧に。(日記)

──カフカ

 

ぼくには誰もいません。

ここには誰もいないのです、

不安のほかには。

不安とぼくは互いにしがみついて、

夜通し転げ回っているのです。(ミレナへの手紙)

──カフカ

 

絶え間のない悲しみ、ただもう悲しみの連続。(書簡集)

──ドストエフスキー

 

もしもどこかの山のてっぺんの岩の上に、

ただ二本の足をやっと乗せることしかできない

狭い場所で生きなければならなくなったとしても

──しかもその周囲は底知れぬ深淵、

広漠とした大洋、永遠の暗闇、

永遠の孤独と永遠の嵐だとしても──

そしてこの方一メートルにも足らぬ空間に、

一生涯、千年万年、いや永久にそのまま

とどまっていなければならないことになったとしても

──それでもいますぐ死ぬよりは、

そうしてでも生きているほうがまだましだ!

生きて、生きて、ただ生きていられさえすれば!

たとえどんな生き方でも──

ただ生きていられさえすればいい!……。

なんという真実だ!

ああ、まったくなんという真実だろう!(罪と罰

──ドストエフスキー

 以上の引用が特に心に残った。

ドストエフスキーは『カラマーゾフの兄弟』を、カフカは『変身』のみを読んだだけだけども、やはり『罪と罰』も読まねばなるまい。

人間不信という絶望の淵にあってなお、文学と音楽だけは傍に寄り添ってくれる。

それを喜びとして生きていくしかないのだろう。

BANANA FISH13話の「キリマンジャロの雪」のエピソードも気に入ったので、ぜひともヘミングウェイの原作にも触れたい。 

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そして昨夜のことだが、アダルトチルドレンについて調べていると、かねてから気になっていた本とともに、BANANA FISHの著者・吉田秋生の『海街diary』がちょうどその題材を扱った作品だということが分かった。

BANANA FISHのアッシュもまたアダルトチルドレンの要素を持っているし、こうしてアッシュに惹かれてやまないのもそうした要因があるからなのだろう。

ぜひとも海街diaryの方も読んでみたい。 

 

実写映画はあまり得意ではないので、映画は観ないかもしれない。

それからアダルトチルドレン関連書籍として気になったものも貼っておく。

 自分の根源的な痛みと向き合わざるを得ないものなので、少し読むまでに時間を要するかもしれないが。

 

 

 

 

BANANA FISH14・15話も観たのだけれど、ひとまずアッシュが無事で良かった。

色仕掛けで敵を落とすところはひやひやしてしまったのだけれど、こうして自分のトラウマを武器として使わざるを得ないことそのものが本当に悲しい。

どんなにギャグシーンに見えても、結局はアッシュの悲しみそのものに還元されていくのだと思うと本当にやりきれないし、割り切れない。

13話の悪夢に責めさいなまれるアッシュが頭から離れず、どんなに明るく、あるいは扇情的に振る舞っていても、その影には傷つきつづける彼の本心があると思うと、素直に喜べない。

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どうか英二によって、少しでもその傷が癒されてほしいと願う。

私にとってこの物語はそれほどまでに切実さを帯びて伝わってくる作品で、おそらくこの鑑賞アニメランキングの一位を抑えるだろうと思っている。

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こんな風に二次元キャラのことを終始考えるということも最近はほとんどなかったし、原作漫画を読破し、舞台化の円盤を鑑賞するまではこの興奮は収まりそうにない。

 

今日の写真は以下の二枚。

終止不調だったので、主人とお花見に出かけた。

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残念ながら体調が悪かったこともあってじっくり観られなかったのだけれど、おそらくこれが今年の桜の見納めだろう。

もっとじっくりと落ち着いて桜を眺められるようになるまでは、まだまだ時間がかかりそうだ。なんともやりきれない。

 

お茶は三度いただいたけれど、諸事情あって写真は割愛する。

主人が淹れてくれたセイロン・ディンブラも美味しかったけれど、やはり我が家にはダージリン1stフラッシュがなければ話にならない。

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このあとルピシアで気になっているお茶とまとめて注文することにしたい。