昨夜は01:30ごろ寝て12時ごろに起床した。明らかに過眠だ。
食欲はなかったが、ハムエッグとトースト、アールグレイのアメリカ風プレートを作っていただいた。
台所に立っている間から調子がすぐれなかったのだが、トラウマ記憶のフラッシュバックがあって、そこから著しく調子を崩した。
やはりPTSDの症状はまだ緩和されていないらしい。
トラウマ体験から十年経つし、当時はトラウマとして認識していなかったはずなのに、十年経ってあれはまぎれもなくトラウマだったのだと脳が判定してしまっているらしい。
いわば性的な暴力と云ってしまえばそれまでだけども、当時はそう認識できていなかった。自分を守るのに必死だったのかもしれない。毎回血が出てつらい想いをしていたことに変わりはないのに。
その前段階から私の心は支障をきたしていたし、その人は私を守ってくれているのだと思わなければ到底生きてはいけなかった。やれやれだ。周囲の誰かに話しても「どうして別れたの?」と訊かれるばかりで、理解してもらうこともできなかったから、それきり語るのもやめた。
人混みをすりぬける大人が誘いの手を引く
経験が増えていく 避けて通れなくなってた
さまよったって 愛すること誇れる誰かに
会えなさそうで会えそな気がしてたから生きてた…
I'm proudを聴くたびに、そんな風に強くはなれないと思ってしまう。
ただ延々と街中で居る場所も寝る場所もなかった当時を想う。
過去を美化することを許されず、ただ痛みだけが十年経った今も尾を引いている。
愛情というものをおおよそ上手くアセプトできないままここまで来てしまった。
一日中疲れ果てて結局本も読めずじまいで、今日は原稿もできなかった。
それから某所でセルフネグレクトの記事を読んで、見事なセルフネグレクトっぷりを発揮している部屋にいい加減嫌気が差して片づけることにした。
共用スペースは普段から綺麗にすることを気がけているのでともかく、自室は手もつけられない有様になっている。
Before
After
いくらか気持ちもすっきりしたのだけれど、すっかりこの作業で消耗してしまったらしく、それでも希死念慮が頭から離れない。
本棚はとっくにキャパオーバーを迎えていて、これ以上本を増やすには減らさねばならないのだが、その選別もできる余裕がない。
今回は便宜的に溢れていた本をメインの本棚に無理矢理押し込んだけども、それも限界に近づいている。
昨日紙の本をやはり読むべきだという旨を書いたけれど、整理がおぼつかない人間は思い切って処分することができない以上、電子書籍の恩恵にいくらかでも預かった方がいいのかもしれない。
生きるのもやっとという日々がつづいているから、できるだけ自分が管理できる範囲でものを持っていた方がいいのだろうと思う。
それから記事を書いた。
『真珠姫の恋』は別名義で出している第二散文詩集で、第一散文詩集『挽歌-elegy-』も併せてお読みいただけるとうれしいです。
kindle unlimited会員の方は追加料金なしでお楽しみいただけます。
今日書けた記事はこの一本だけで、本当に心底参ってしまっていて量をこなせなかった。
それから実家からmamazonが届いた。
採れたての野いちごジャムの他に、彼杵茶の新茶や島原素麺、長崎銘菓おたくさや福岡の筑紫餅、島原のチェリー豆などが入っていて、素直にありがたいと思う。
母のご友人からはYSLのハンカチをいただいた。
ハイソな趣味の方らしいお品で、このどうしようもない日々に光を与えてくださったことに心から感謝したい。
ただただ絶望の淵に追い落とされた身にはあまりにもまぶしい一品だった。
それから主人の作ってくれた天ぷらをいただいた。
以前作ってくれたときにも心が救われた想いがしたのだけれど、こういう日に手のこんだ料理を作ってくれる主人には本当に感謝の想いしかない。
今回はコーンや大葉など、前回以上に盛りだくさんな内容で、とても美味しかった。
それから裏世界ピクニックを完走したのだけれど、最終話でリアル怪奇現象が起こった。
OPからどうにも音声の様子がおかしい。くぐもった気持ちの悪い男のような声でOPが流れ、音声がすべてその声で遅延して流れつづける。おまけにところどころで10秒以上静止してしまう。
はじめはそういう演出かと思いながら観ていたのだけれど、操作をしても動画を進めることもできない。
amazon prime videoを再起動したところ治ったのだが、正直アニメ本編全話よりもこのバグが一番怖かった。
もしかしたらこのまま観ていたら裏世界へ行っていたかもしれない。
気を取り直して再起動してからもう一度再生して観た。
内容自体はあまりにも駄作と云わざるを得ない。結局さつきの正体が明らかになることもなく、空魚と鳥子の関係が掘り下げられたり、大きく変化をすることもなく、浅い百合展開で終わってしまった。
百合に全振りするならば、もっとふたりの関係性に大きな変化がなければ物語として成り立たないし、区切りらしい区切りは米軍の現実世界への救出だけしかない。
それもヒロインである空魚にとってはどうでもいいことだったというのが、どうにもいただけない。
終始彼女の中に何らかの動機が見出せない物語だったというのが一番の失敗で、空魚はただ巻きこまれる形や、現実から逃避する形でしか裏世界とのつながりを持っていない。
主体性のなさや、切実で明白な動機のなさという点で物語の主人公としてはかなり素質に欠けている。
鳥子もまたこのアニメ本編では正体すら掴めないさつきを追いつづけている。
せめて本編で何らかの答えを見つけられれば、彼女が何をもってさつきにあこがれ、さつきを求めるのかの片鱗も見えてくるはずなのだが、そもそもさつきの正体もよく分からないまま一方的に慕いつづけているので、視聴者には彼女の心情がまったく理解できない。
つまり裏世界へ行くというヒロインふたりの動機が明確に示されないまま、ふたりはお化け屋敷のように怪異現象と遭遇して現実世界へ帰る、を延々と繰り返す。
せめてそこに彼女たちの関係性の大きな変化があれば、まだ物語の主人公としての機能を果たすことになるのだが、いかんせん最初から最後まで彼女たちの距離感はほとんど変わらない。
人間関係を描くものとしての物語という点でも不足があるし、怪異現象と彼女たちを明確に結ぶ糸もない。
従って少なくともアニメだけを鑑みればこの物語は成り立ってはいない。
長々となってしまったが、ひとまず雑感としてはそんなところだ。