昨夜、結婚式の連絡の後先の順番をめぐって母のヒステリーが爆発し、主人は対応に追われ、私はすっかり参って何度も発作が出た。
そういう経緯があり、また低気圧もあって著しく調子の悪い一日だった。
できれば徹夜したかったのだけれど、主人が頼むから寝てくれと云うので眠って6時に起きた。早朝覚醒で悪夢を見て、夢の中で母が病気になるという内容だった。
死ねばいいのに、と思ってもいざ母が病気になってみると無性に悲しくて不安になり、それがかえってつらかった。
昨日の頭の中ではKAITOの「しねばいいのに」が延々と流れていたのに、起きてみればしねばいいのは私だった、といった感じで終日希死念慮に苛まれた。
ぼーっとしたまま主人と朝食をとって、それからふたたび眠った。
夜も昼も眠るたびに悪夢に苛まれるので、もうこれは短歌にするしかないと6首ほど詠んだ。
いよいよ気は晴れずに、鬱々としたままこちらのブログに何本か記事を仕込んだ。
とにかく動くのも億劫だし、漢方で云うところの気も滞っているし、水分の循環も悪くて水もダメだし、血もだめだ。この時期になるといつも低血圧で死んでいる。歌集を作れないこと、何者にもなれないこと、結婚式のこと、母のヒステリーに休日恒例の家飲みを台無しにされたことなど、さまざまなことが頭から離れない。
「自分には生きている価値がない」という言葉が延々と頭の中をループする。
仕方がないのでノートで認知行動療法をして、少なくとも死にたい状況からはほんのひととき脱したものの、憂鬱はどうしても晴れない。
認知行動療法の詳細についてはまた別途上のブログに載せるつもりでいる。
それでも図書館から借りてきた『現代短歌大系7巻』の塚本邦雄の箇所ぐらいは読めるだろうと、積み上った本の中から引っ張りだしてきて読みはじめた。
短歌を詠みはじめて、それまでよりも塚本邦雄の魅力が分かるようになった気がする。
相変わらず難解なモチーフのコラージュがつづくけれども、その過剰装飾で豪華絢爛な美の世界はやはりひとつの極地を示していると云っていい。
私のような作風の人間にとって塚本邦雄を通らないというのはもぐり同然だし、今後とも作品に触れて少しでも糧としたい。
葛原妙子にしても塚本邦雄にしても手本にするにはあまりにも遠い存在ではあるけれど、それでもこうして短歌の偉人たちの歌に触れるということは何かしら得るものも多いだろうと思っている。
それからバタートストとブロッコリー、ルピシアのアフタヌーンティーの昼食を摂った。
不調で自炊の能力がだだ下がりになっているので、ごくごく簡単なものしか作れない。
できればボウルなどももっと映える器が欲しいなと思う。
イッタラのカステヘルミはグラスは持っているけれど、器はまだないので気になっている。
日々どうしようもなく消耗しているので、せめて暮らしにまつわる道具をアップデートしていきたい。
IKEAのLEDキャンドルを使いはじめたのも、あまりにも疲弊しているためで、少しでも気持ちが安らぐものが今は欲しい。
またエンキンドルのLEDキャンドルにもやはりあこがれる。こちらもいずれは欲しい。
それから鬱が限界突破していよいよ死にたくなってきたので、場所を移してお茶をすることにした。
こちらは死にたいのだし、なりふり構うものかという気持ちになって、造花を飾って場所をセッティングした。
あいにくとティーセットを用意する心のゆとりはなかったので、マグカップという形になってしまったけれど、ルピシアのサクラ&ベリーは美味しかった。
そうしてにわかに造花がまた新たに欲しくなってしまった。
リビングに造花を飾ってもいいかもしれないと思うといてもたってもいられず、さまざまに検索してみたけれど、私の部屋ならともかく、主人の好みに添えるかどうかわからずにいったん保留にした。
それでも部屋に帰って、ふと歌仙兼定の額の傍に花があるとなお良いなと思い立った。
飾ってみるとたしかに似合う。
視覚的にもそこまでじゃまにはならないし、やはりここは牡丹とはいかずともピオニーを飾りたいと検索したら出てきた。
またすでに持っている花瓶も新調したくなり、値段につられて注文してしまった。
こんなことをしている場合ではないし、本来ならば本を買わなければならないのだが、日々の景色を少しでも変えないと、ひきこもりは生きてはいけない。
夕食を摂って部屋に戻って、無性に聴きたくなって「エアーマンが倒せない」を聴いていると、この10年余りに多くのものを失いすぎてしまって泣きたくなってしまった。
主人は夕食の席で「ちぃ、覚えた」と云っていたし、冒頭の「しねばいいのに」もそうだけども、アラサーオタクは懐古厨と化して生きていくしかないのだろうか。
いつまでも死語になったネットスラングでやりとりができる間柄なのがありがたいけれど、無性に悲しくなった。
いつまでもそうして仕様もないことを語り合いながら生きていたい。