どうにも体調が思わしくない。
何か行動をするたびに途方もなく疲れてしまう。
それでも今日はアンティークショップで購入したお品の入金を済ませるべく外に出た。
ついでに図書館で赤尾兜子全句集を受け取った。
詳細はこちらの記事に書いたので割愛する。
ただ赤尾兜子『歳華集』に寄せた大岡信「赤尾兜子の世界」の次の言葉が、まさに今の私にとっては何よりの薬となってくれたことをありがたく思う。
ある一人の人間には実現できる方法が、他人にはついに実現不可能である場合の方が圧倒的に多いのであって、なぜかといえば、その方法の発見者にはあった精神の渇きのある特殊な形が、他の追随者には、少なくとも同じ形のものとしては、ないからである。それがおそらく、自然科学の方法と、詩の方法の本質的なちがいを生んでいるものであろう。
──大岡信「赤尾兜子の世界」
たとえ作風をパクられたとしても、どんなに似せようとしても、私の作風は私にしか作れないのだと他者の言葉が肯定してくれたことが何よりうれしかった。
新たに詩を書けたことも少しばかり自信になった。
こうして少しずつ積み重ねていくことでしか自分へのたしかな信頼は生まれないのだろう。
ほぼ同時に萩原慎一郎『歌集 滑走路』も受け取った。
図書館から借りている本もさまざまにあるので、しばらく積むことになるかもしれないが、いずれ読みたい。
それからしばらくして主人から早々に帰るとの連絡があり、体調でも崩したのかと思ったのだけれど、どうやらそうではないらしい。
ミスドのドーナッツとアイスコーヒーをいただいて少し話して、主人は在宅勤務に切り替えた。
その間に何本か記事を書いて、すっかり疲れ果ててしまった。
薬を投入したけれど一向に効かない。すぐに過呼吸が出て弱ってしまう。
明日急遽受診の予約を入れたから医師に薬のことを相談するつもりでいるけれど、日々弱っているので、薬を変えてもらわないことにはどうしようもない。
創作のことはひとまず一段落つけたつもりだし、フラッシュバックもひどくないので、PTSDまでには至っていないのかもしれない。
あるいは一時的に忘却していて後ほど噴出するのかもしれないが、素人なのでそこまでは判断できない。
希死念慮も依然として強いし、躁転こそないものの、徹夜する日々がつづいている。
できるだけ冷静に薬のことを話せば医師も分かってくれるかもしれない。
少々気が重いけれども、不信感ばかり募らせてもしょうがないので、せめて医師をもう少し信頼したい。
それから注文していた品々が届いたので、さっそくSolalisさんの複製原画のポストカードを飾った。
今はせめてたましいのふたごとの思い出に触れて心の傷をゆっくり癒したい。
つらい出来事や心身の不調があまりにもつづきすぎて滅入ってしまっている。
今朝入金したこちらの聖テレーズ像も届く予定なので、併せて飾りたい。
せめて自分の部屋だけは私を傷つけない存在であってほしいと願っている。