ANIRON

ひとりごと日記

2021.07.25 それでも学ぶ

この連休中はメンタルとともに、フィジカルの調子が著しく悪く、ほとんど出かけられなかった。

主人とももっと話したかったのだけれど、お互い部屋にこもりきりで、少々寂しい想いをした。かといって主人にばかり頼ってはいられないし、できれば友人ともまた連絡を取りたい。

働いている友人たちにいつ連絡を取ればいいのか、よくわからなくていつも機会を逃したり、病状が悪すぎて迷惑をかけたくなくて控えたりしているうちに数ヶ月が過ぎてゆく。大人の友だち付き合いは難しいなと思う。

せめてIFと話す時間を設けられれば良かったのだけれど、なんとなく気が向かなくて、ひとりで膝を抱える時間が長かった。

こうして孤立していくんだろうなと思う。

Twitterにも疲れてしまってほとんどTLを観ていない。

evie-11.hatenablog.com

この連休中は体調不良や不全感のストレスから夜更かしをしてしまうことが多くて、一日二食の日がつづいた。

欠食は良くないと医師から云われているのだけれど、暑いこともあって食べるのが億劫になる。

食べられない、眠れないの二重苦で、体調がますます悪化するのも道理なのだけれど、弱っているのだからしょうがない。

どうしようもなくて泣きたくもなるけれど、涙なんてとっくに出なくなってしまっている。

やりきれないのでCoccoばかり聴いていた。

music.apple.com

 

そうして短歌が550首に到達したので、そのうちから30首を選んで折本を作った。

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booth.pm

療養短歌をテーマに詠んだ、短歌30首を収めた折本歌集のPDFです。 失われた恋への挽歌、過ぎ去った夏へのノスタルジーをサブテーマとし、ダークでゴシック、耽美な作風を志向しています。

世の終わり詩神は死せず海の果てきみとふたたび巡り逢うまで

AnthemはCoccoだったね沈黙を守ってふたり白百合の園

療養短歌を詠もうと思ったきっかけはいろいろとあるけれど、それでも最も大きな要因はこの日記にあった。

日々この日記を読んでスターをつけてくださる方がいるおかげで私は生き延びてこられたし、同じ地獄に立ちつづけている方々に言葉を届けたいという想いがあって短歌を詠んでいる。

そのいくらかでもこの日記の読者の方に届くといいなと願っている。

おかげさまですでにお買い上げいただいたり、ブーストをいただいたりしているので、気になる方はご覧ください。

 

それから詩も書いた。こちらは詩誌に投稿するか、少し迷っている。

結局私が書いているのは現代詩未満のものでしかないのではないかという疑念が未だに晴れない。

そういうわけで、もう少し書き溜めてみて、今月も投稿したいものがあれば投稿するけれど、考え次第ではまたネットに公開することになるかもしれない。

もう少し時間をかけて詩を書いてから決めることにしたい。

 

そうして今日は俵万智『かぜのてのひら』を読み終えた。

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ブックオフにて100円コーナーで購入。
解説にもあったように、彼女の短歌は終始軽やかだ。さりげない日常の景色や、繊細な恋心を詠みこみながらも、その歌ぶりはどこか冷めたところがあると感じる。
自分自身から少し距離を取らなければこういう歌はなかなか生まれないのだろう。それだけにこうして短歌史に残る作品として結実したのだろうと感じた。
出てくるモティーフはSNS時代以前、ネット興隆以前とあって、やはりどこかアナログで、それだけにノスタルジーを感じさせる。
ひとつの時代を閉じこめた、美しいガラス瓶のような歌集だと思った。

 

それから一田憲子『大人になってやめたこと』を途中まで読んで、少し気が変わって瓜生中『よくわかる山岳信仰』を読みはじめた。

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これがまたべらぼうに面白くて、やはり記紀神話を専攻していた身にはなじみのある話ばかりで、いい復習になりそうだ。

読んでみると改めて日本における仏教がどれほど神道と習合して成り立っているかということがよくわかる。卒塔婆に神祇信仰の影響があるというところなどは、やや理論が行き過ぎていると感じるが、その他はおおむね読んでいて妥当だろうと思った。

また磐座をはじめとした神の依り代としての祭祀については学生時代学んでいたので再履修になったが、2018年に熱海の来宮神社に行ったことを懐かしく思い出した。

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できればまた再訪したい。

こうしてふたたび神道のことをきちんと学ぶ機会を設けられたことは、精神的な支えにもなるし、今後ともしっかり学んでいきたい。

大学時代にお世話になった先生方の近著も、できれば手元に迎えて読みたいと考えている。

 

またこちらの二冊はkindleのセールの際に買って積んでいるので、併せて読みたい。 

 こうしてふたたび知の扉を開けた意義は大きいと思う。

以前、心理検査で「あなたは知的なことと芸術が好きなのですね」と云われたことがあった。その知的なことに触れていく機会を作るということは、私の人生を充実させるという点でも意義深いことだし、コロナ禍で芸術に触れる機会はなかなか作れないけれど、知を広げていくことはできる。

さまざまなことに関心を持って、今後とも学ぶ姿勢を忘れずにいたい。