ANIRON

ひとりごと日記

前髪ぱっつんから逃れられない呪い

帰省前に髪を整えておかなくては、実母からまたとやかく云われかねないし、下手をすると帰省先で美容院に行く羽目になりかねず、出身地の気さくな人柄の人に接客をされるのは気が重い。

そこでどうしても帰省前に美容院に行く必要があるのだけれど、母の指定する髪型は前髪ぱっつん黒髪ボブで、これは中学時代から変わらない。

いい加減やめたくてさまざまに抵抗をしてきたのだけれど、結局母に根負けして切るということが続いていた。おまけに主人もその髪型が気に入っているらしく、いずれにせよ両者から髪型を決められてしまい、髪を伸ばしたくても伸ばせない。

馬鹿げた話だとわかっているのだけれど、30代になっても大人として認めてもらえていないのかもしれない。

 

昨夜は思い詰めて徹夜をし、実家のマンションで自殺未遂をしたことを思い出して、いのちの電話をかける寸前まで行ったので、仕方なく起きてから主治医に電話をかけたところ、「あなたも奥様なんだし、親とはもう対等なのだから、いつまでも母が母がと云うのはやめなさい」と云われた。

そういう家庭で育っていないので苦労するのであって、いくら私が保守的な思想に拠ったり、神道に帰依しても、髪型ひとつ自由にならないのはさすがにどうかと思う。

髪型は一人の人間にとってアイデンティティであり、それを剥奪されるということがいかに苦しいことか、これを読んでくださっている方には分からないかもしれないけれど、それでも30代になっても髪型を変えられない呪いは如何ともしがたく私を苦しめつづけている。

 

毒親という言葉に依存するのはやめようと思っても、髪型が自由にならないという厳然たる事実は変わらない。

主人も母も前髪があった方がいいと云うのだけど、顔タイプエレガントということで、ここのところ前髪を作らないヘアスタイルにして、縮毛矯正もかけていないから、私の今の髪型は惨々たる有様を呈しているのだが、それでも美容院に行く気になれない。

気分が塞ぐという可愛らしいものではなく、容赦なく頭がしめつけられるように痛む。苦しくて何も考えられず、PCの前で何も手につかないまま時間ばかりが過ぎてゆく。

主治医は追加の薬を処方してくれなかったので、やむなく頓服を飲んだものの、それも効かない。

仕方なくじっと膝を抱えて座っているうちにどんどん時間が過ぎて、やがて主人がやってきて構ってくれと云うので、横になって他愛もない話をしているうちに、だんだんこうして悩んでいることも馬鹿馬鹿しくなってきた。

 

入浴したのち、髪型シュミレーターで三パターンの髪型を試した。髪と首から下は合成だ。

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そうして試してみて、確かに前髪があった方がいいことはわかった。

美容院の予約を入れて、今回は縮毛矯正とカットという内容にしたので、一番上の髪型になる予定だ。

カラーは入れる予定はないので、黒髪ロングストレートということになる。

主人は「髪型のことをとやかく云うのはやめるよ」と云ってくれたので、ひとまずロングにしてみて似合わなければ切ることにしたい。