帰省して、買い出しに出かける機会が多くなり、あまりたくさんの服を東京から持ってきているわけではないのだけれど、母が何かと美意識が高く、そして過干渉な人なので、美容への意識が自ずと高まってきた。
母はコスメにはあまり関心がないのだけれど、私自身は元々コスメが好きで、それでも東京にいる間は、うつやその他の持病の悪化もあって、美容への意識がガクッと下がっていた。
しかし帰省すると、とにかく人の視線を感じることが増えて、自ずと身も心も引き締まる。
東京は他者に対して基本的に無関心なので、視線を感じることはそうないけれど、地元にいるとさまざまな人の視線を感じて、視線恐怖症を患っていることもあって、外出するのが気が重く、なかなか一人で出かけられずにいた。
しかし手持ちの服でもいくらか身なりを整えて、ほぼ毎日メイクをしていると、それだけで意識も高まり、少しずつ「視線を受けても大丈夫」と思えるようになった。
東京にいた頃がいかに情けなかったか、あまり語りたくはないけれど、それでも身綺麗にしておくことは、自分に自信を持てるようになることと直結するのだと改めて思う。
そういうわけで美容本を読んだり、美容雑誌を読んだりしている。
さまざまな刺激を受けて、もっと自分に似合うものを追求したいという思いが高まってきた。
ファッションにとてもこだわりがあるというタイプではないし、母の身につけているようなブランド品にも興味はない。
たとえプチプラでも、自分にとって似合うものや、気持ちが上向くものを着ていたいし、それはコスメも変わらない。
専業主婦ということもあって、コスメの多くはプチプラで、ベースメイクとスキンケアはきちんと整えておくし、チークもクリニークのものを使っているけれど、アイメイクはほとんどプチプラばかりだ。
それでも美容雑誌を読むと、さまざまなクリスマスコフレが紹介されていて、思わず目を引く。
私が気になったのはaddictionのクリスマスコフレで、はじめはMoon Riverが欲しいと思っていたのだけれど、自分のなりたいイメージに沿うのはRose Quartzだと思い至って、後者を注文した。
リップもついてくるので、ピンクベースの方が使い勝手もいいだろうし、addictionのヌーディーカラーのネイルには以前から興味があったのだった。
20代まではデパコスではモードチックな色合いのシャドウを買うことがあったけれど、30代になると、だんだん自分に似合うメイクも分かってくる。
実際、美的を読んでいて「こういうニュアンスのカラーのメイクをしたいな」と思った画像をスクショすると、自ずと自分のなりたい方向性も見えてきて、それが自分にとって似合うスタイルと一致していた。
秋冬だからマット、あるいはテラコッタやボルドーなどではなく、あくまでも自分に似合う、淡めの柔らかなメイクを楽しみたい。
そうして自ずと似合うメイクと好きなメイクがだんだん重なってきたことが今はうれしい。
20代の頃よりも、30代の自分を肯定的に捉えたいと思う。
そういうこともあって、外出しない日のUVケアも頑張ろうと、今日はいつも愛用しているラロッシュポゼのUVクリームを塗って、時々塗り直しながら日中を過ごしていた。
そうして自分をできるだけ丁寧に扱っていると、自ずとメンタルも上向いてくるようで、日中を心地よく過ごすことができたし、東京に帰ってからも引き続き実践したいと思う。
ちょうど鈴木裕『不老長寿メソッド』にもUVケアの大切さが説かれていたので、モチベーション維持のために再読するのも手かもしれない。
そうして本の力を借りながら、美容へのモチベーションをできるだけ維持していきたい。
また最近は帰省中ということもあって、食べる量を減らすことがなかなか難しいので、できるだけ母の買い物に付き添って歩いたり、東京にいる時と同じ程度にこまめに水を飲んだりして、できるだけ体型を維持できるように励んでいる。
また似合うメイクに気づいたきっかけは自撮りだったので、ファッションもこの方法を採用して、自分に似合うファッションを模索したい。
ちょうどカリスマ主婦の内田さんの本にそうしたメソッドが書かれていたので、帰京したら手持ちの服を着て撮ってみて、自分に似合うお洋服を残して、あとは整理したいと思っている。
内田さんの新刊も今から楽しみだ。
日々の暮らしを整えつつも、自分自身のことももう少し丁寧に扱いたいし、それがひいては自分の健康につながっていくのだろうと思う。