昨日から胃潰瘍らしき症状が出て、主人と喧嘩をして、朝10時に起きて内科へ行った。
一昨日までは仲良く「ブルーベリー読書会」という、お茶と共にそれぞれに本を読む会をしていたというのに、どうしてこうなってしまったのだろう。
内科で胃潰瘍の薬を出してもらい、その間に遠藤周作『影に対して』を読み切った。
表題作があまりにも良くて、終始泣きながら読んだ。
他に「影法師」に描かれる神父の弱さ、「雑種の犬」に描かれる主人公の当てのない悲しみが、今の私の心に深く染み渡った。
長崎のローカル局で遠藤周作のドキュメンタリーを観たことがきっかけで手に取った一冊だったけども、実母との関係に深く悩む私にとって、またとないタイミングで出会えた本となった。
表題作についてはこちらの記事に引用を交えて書いた。
一方主人との喧嘩は継続中で、つまるところ心身の病が高じて当たってしまった私が悪いのだけれど、その情けなさが募ってゆけばゆくほど、自分の無価値感が高まってゆく。
実母から自分の気持ちを伝えないからそうして病むのだと云われたけれど、自分の中に抑え込んでいる方がどれだけ楽かわからない。
前には主人から愚痴を云うなとも云われたし、自分の胸の内に留めておけば良かったとこの二日で厭というほど後悔している。黙っておけばこんなことにはならなかったし、伝え方もできるだけ婉曲的な表現にしたつもりだったのだけれど、主人にとっては怒りに触れることだった。
なんとか言葉を交えようとしてもうまくいかず、無言のまま夕食とお茶の時間を終えて、気まずいまま昨夜は眠った。私がただただ耐えれば、誰にも迷惑をかけずに済んだのだ。
しかし胃潰瘍になったこともまた事実であって、夕方に電話受診した心療内科で、ストレス性の潰瘍だと云われた。
ストレス性に端を発する病気はだいたい履修済みなので、そのうち胃がんにでもなって死ねば上々といったところかもしれない。自分自身ではどうにも死ねそうにないし、病魔が殺してくれるのを待つばかりだ。
心療内科では
・リスパダール1ml×2本/日
・エビリファイ6mg×1錠/日
を処方された。エビリファイはいつも飲んでいるレキサルティに代わって処方されたもので、以前にも飲んだことがある。
なぜうつ病なのに頑なにSSRIを出してくれないのか不思議でならないのだけれど、それらが効く状況でもないのかもしれない。
最後に医師にとにかく死なないでくださいという旨のことを伝えられて、いつでも電話してくださいと云われた。
せいぜい生き延びねばなるまい。40代から先のことは全く考えられないから、この10年をなんとかやり過ごしたい。