昨夜は2時ごろ寝て、起きたのは14時ごろだった。
途中何度か目を覚ましたのだけれど、起きる気力がなくて二度寝三度寝としているうちに14時になってしまい、主人に呆れられながらブランチを摂った。
それから草舟あんとす号さんから、フランスガムさんの詩画集と天使のポストカードが届いた。
フランスガムさんの作品はいつか手元に迎えたいと思っていただけに、大好きな天使モティーフの作品と、まとまった形で作品を観られる詩画集を迎えられて本当に良かったと思う。
まだ中身は拝見できていないのだけれど、これからゆっくり味わうことにしたい。
そのあとしばらく家事を片づけて、なかなか冷えるのでぼーっとしていた。
メンタルの状況は比較的落ち着いていたのだけれど、なにせ寒い。先日買った冬用のネグリジェはとても気に入ったし、できればこのままで過ごしたい。しかし足元が冷える。
そもそもの原因はリビングにエアコンをつけられないという環境にあるのだけれど、自室にいるとどうしても気分が落ち込むので、なかなか戻る気になれない。
靴下を履けばいくらか改善するのではないかと思い、ルームソックスをまとめ買いすることにした。
お色はブルベっぽいCセットを選んだ。
それからリモートワークだった主人が、図書館に用があるというので付き添って、図書館と新刊書店を巡った。
図書館では現代詩文庫の大手拓次詩集と、藤沢周平句集を借りた。
藤沢周平は主人が大のファンということもあり、私も勧められて何冊か読んだ。
時代小説と俳句は相性がいいだろうなと思って手に取ったところ、彼が作品の舞台として描きつづけてきた海坂藩をモティーフとした句集だということがわかり、借りることにしたのだった。
また引用などは追って付したい。
大手拓次詩集は岩波文庫版を買って積んでいるのだけれど、なかなか崩せていないので、手軽に読める分量のものが欲しかったのだった。
現代詩文庫はその点内容が充実しているわりに読みやすい分量なのが、今の私にはありがたい。
以前そうした記事を書いたけれど、やはり詩や短歌・俳句を選んで一冊の本にするというのもプロの仕事の一つなのだ。
むやみやたらに全集をありがたがるのもいいけれど、自分自身の眼が培われないうちは、選りすぐってまとめられたものを手に取ったほうが誤りがないのだと私は思う。
またここのところめっきり図書館へ行けていなかったのだけれど、こうして図書館に足を運んだのも主人のおかげでもある。
また先日iPadのロック画面をニューヨーク公共図書館に変えてから、図書館へ行きたいと思っていただけにタイムリーだった。
またぜひ図書館通いを再開させて、さまざまな詩歌に触れられればと思う。
図書館との日々についてはこちらのエッセイに詳しく綴ってきたけれど、第二弾を書くというのもモチベーションになりそうだ。
ブログ「広寒宮」で綴ってきた図書館にまつわるエッセイに書き下ろしを加えた、図書館エッセイ集です。
「もうひとつの家」としての図書館との付き合い方や、蔵書にまつわること、一利用者から見たコロナ禍の図書館の記録、幼少期に通った図書館との思い出など、今だから読みたい内容をぎゅっとまとめました。
本書が図書館を愛するすべての人の友となりうることを心から願っています。
-収録作品-
図書館という希望
ふたつの棚
図書館という友人
ふたたび図書館へ一
図書館の使い方を模索する
コロナ禍の図書館について
蔵書の整理
ふたたび図書館へ二
先達の目とBANANA FISHにみる図書館の精神
図書館という知の海に漕ぎ出す
図書館で知を拓く
学校の図書室の思い出
非常事態宣言下の図書館
本書に登場した書物
新刊書店では『スマホ脳』の著者、アンデシュ・ハンセンの『最強脳』、『&premium 素敵な人になるための読書案内。』、『角川短歌年鑑』、萩原健太郎『暮らしの民藝』、中村文則『その先の道に消える』、吉田篤弘『月とコーヒー』などが気になった。
しかしいずれも買うことなく書店を後にした。
新刊書店に行くと、なかなか自分の思うように本を選べないもどかしさがあり、またここのところ流行っているライト文芸などがどうしても目について苦手意識を感じてしまう。
大きな新刊書店に行けばいくらか選書も優れているのだろうけれど、小さな駅前の書店なので、めぼしいものを見つけようと思うと、じっくり目を凝らさねばならず、その情報量に少々疲れてしまう。
小説はまだなかなか手に取れない。ハードルを過剰に自分自身で上げてしまっているのは分かっているのだけれど、小説がまともに書けなくなったこの一年、読むことさえ苦しくなってしまったのが心苦しい。
もう少しフラットな気持ちで、今の自分に沿う作品と出会う楽しみを感じられるようになりたいと思う。
そのあとお寿司屋さんでお寿司と牡蠣をいただいた。
久しぶりの海鮮ということで私は気分が浮き立ったのだけれど、主人はいつもよりもテンションが低めだった。
週の中日ということもあり、ここのところ仕事が忙しいようで、疲れもあるのだろう。
このような時には「そういう日もあるよね」という気持ちで主人と接するようにしている。
私にとっては図書館・書店デートができただけでも十分にうれしかったし、主人にとっても少しでも気晴らしになったならいいなと願っている。
それから主人が「甘味が欲しい」というので、それぞれに好きなアイスを買って帰宅して、ルピシアのティーブレイクを淹れて、仮面ライダーWの7・8話を観た。
フィリップが愛おしいなと思わずにはいられない。
突拍子もないことに関心を持ち、それについて掘り下げたあとは飽きてしまうところなど、少し主人に似ているなと思うのだけれど、フィリップが変身中に倒れてしまうところなどは完全にヒロイン属性だと思う。
翔太郎とのバディとしての関係性もこれから掘り下げられていくのだろうし、今から先の展開が楽しみでならない。
十分すぎるほど眠ったこともあってか、いつもよりも随分とお気楽な日記になった。
今日はまだ本を読めていないので、これから少しでも読めればと思う。