ANIRON

ひとりごと日記

2021.12.31 仮面ライダーという善き物語

朝から主人がホットサンドメーカーで作ってくれたホットサンドをいただいた。

お茶はルピシアユニオンジャックをミルクティーで。主人はコーヒーを淹れていたようだ。

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そこから体調を崩して、横になって休んだのだが、一向に体調が改善する様子はない。

時期から鑑みてPMSだろうと思い至り、久しぶりに命の母ホワイトを服用することにした。

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するといくらか楽になったので、やはりPMSの影響らしい。

しばらくつづけて飲んでみようと思う。抑肝散は以前病院で処方されていたのだけれど、あいにくとイライラするということもなく、単なる気分の落ち込みとも云いがたい、なんとも云えない気分の悪さがつづいている。

とにかく無理はするまいと思っていたのだが、鬱屈とした家の空気に耐えかねてか、主人が気分転換にひとりで出かけると云うので見送った。

表立って喧嘩をしたわけでも、口論になったわけでもないけれど、たまにこういうことがある。私には主人の気分まで害する資格はないし、主人を止める謂れもない。

主人はひとりになる時間を確保しないと生きていけないタイプだということは長年付き合っていてよくわかっている。そして私自身もまたそういう人間なのだということも。

実際のところそれで特に落ち込むということもなく、これで作業が捗るなと思い、主人がいない間に何本か記事を書いた。

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aniron.hatenablog.com

evie-11.hatenablog.com

snowrabbit21.hatenablog.jp

おかげさまで書いた記事はいずれもトピック入りすることができました。

改めましてお礼申し上げます。

 

それから主人が帰宅して、持ち帰ってきた材料で私が鍋を作り、仮面ライダーWを完走した。

ラスト3話は涙なしにはとても観られない内容で、フィリップを推している身としては彼が消えてしまわないで良かったと心から思った。

仮面ライダーWは明らかにエヴァンゲリオンの影響を強く受けていて、園咲琉兵衛はゲンドウだし、フィリップは綾波だし、血の繋がった親子ではないが、翔太郎はシンジくんだと思う。

物語が破綻しなかったエヴァとして観ることは可能だし、シンジ×綾波派としては翔太郎とフィリップの関係に惹かれずにはいられないのも無理はないのだけれど、そうして当てはめなくとも完全に独立した物語としての力を有している。

個人的には財団Xという敵を置くことで園咲家の悪としての側面が回収されてしまったことに不満を感じてしまったし、フィリップの願いは果たされたとはいえ、あのような形で園咲家という家族という枠組みの中に入れられてしまったことに、やはりわだかまりを感じないわけではない。

琉兵衛の最後の良心を翔太郎が見出したというのは、やはり翔太郎の優しさのなせる業だし、そこにこの物語の救いや癒しがあるのだろう。

「復讐という恨みの克服」がサブキャラクターの照井竜を通じて描かれ、そこに物語のサブテーマがあることは把握しているのだけれど、それでも癒しがたい傷の存在を私は認めずにはいられない。

それは私自身が毒親育ちで、今なおその桎梏に囚われたままでいるということに起因しているのだけれど、フィリップの善性を全面に押し出すことで、毒親の影響力や支配力を克服するというのは、いかにも性善説的かつ自己犠牲的な物語として映る。もっともその自己犠牲は若菜の肉体を得るという形で昇華されたのだが。

とはいえ、村上春樹の云う通り、善き物語がこの世界には必要で、それは私自身にとっても切実に欲さずにはいられないものだ。

仮面ライダーという物語は常に「善き物語」であろうとする姿勢を貫いている。

そこに多くの人々が魅せられるのだろうし、これだけの脚本を持って全50話ほどの物語が出来上がっているのだ。

現実には「悪しき物語」が蔓延っていて、私自身もその只中で苦しんできた人間のひとりだ。

だからせめて今は「善き物語」の力を信じたい。仮面ライダーにはその力があるのだと思う。