消耗した一日だった。毎日消耗しているが、年が明けても変わらない。
朝からひとり彼杵茶を淹れて、家事をした。
家事をしないとイレギュラーな連休にペースを持っていかれそうになってしまう。
最低限でもやるべきことをこなしてリズムをつけることはどうしても必要で、その点家事をこなすというのは理にかなっているのだ。
日々発生する業務だし、それは平日休日を問わずにやってくる。
休日に平日のルーティンを持ち込むことで、イレギュラー要素を少しでも減らすことは、発達障害の人間にとって切実に必要とするスキルでもある。
今年は三連休も多そうだし、連休をなんとか乗り切るすべを身につけたい。
そうして幾らか気持ちが整ったところで、ポケモンダイパリメイクを主人とプレイした。
その詳細はまた追って主婦ブログの方に書きたい。
お供のお茶はルピシアのサクラ&ベリーを淹れた。
それからしばらく消耗してしまい、積んでいた奥野宣之『知的生産ワークアウト』を読みはじめた。
ここまで読んできて面白かったのは、ネタに詰まったら新刊書店へ行って全ての棚を見て回るという箇所だった。
ここのところ主人と新刊書店について話していて、もっと行く頻度を増やしたいということで一致している。
新たな本との出会いという店で、新刊書店は古書店にはない新鮮な刺激に満ちているし、できれば駅前の書店に足を運ぶ習慣をつけたい。
また図書館へ通うことも今年は再開したいと思っている。昨年はなかなか足を運べずじまいになってしまい、随分ともったいないことをした。
拙著『図書館という希望』もそうした図書館通いの日々から生まれてきたエッセイでもあるし、本の中に詳しく書いたが、最寄りの図書館の書庫には膨大な詩歌集が眠っているのだ。
その金脈を掘り起こさない手はない。
ブログ「広寒宮」で綴ってきた図書館にまつわるエッセイに書き下ろしを加えた、図書館エッセイ集です。
「もうひとつの家」としての図書館との付き合い方や、蔵書にまつわること、一利用者から見たコロナ禍の図書館の記録、幼少期に通った図書館との思い出など、今だから読みたい内容をぎゅっとまとめました。
本書が図書館を愛するすべての人の友となりうることを心から願っています。
-収録作品-
図書館という希望
ふたつの棚
図書館という友人
ふたたび図書館へ一
図書館の使い方を模索する
コロナ禍の図書館について
蔵書の整理
ふたたび図書館へ二
先達の目とBANANA FISHにみる図書館の精神
図書館という知の海に漕ぎ出す
図書館で知を拓く
学校の図書室の思い出
非常事態宣言下の図書館
本書に登場した書物
それから仮面ライダーW FOREVER A toZ/運命のガイアメモリを主人と観た。
フィリップの物語と云っていい内容で、菅田将暉演じるフィリップの演技にやはり魅せられる。
冒頭、フィリップが子どもに「お母さんに迎えにきてもらってうれしいのかい?」という趣旨のことを尋ねる場面があったけれども、やはりフィリップ=綾波レイなのだろうなという印象がまた一段と強まった。
家族を求めずにはいられないフィリップの切実な思いがよく伝わる物語で、本編の幕間としてもよくできた設定になっている。
オーズの劇場版はお祭りという感じだったけれども、Wの劇場版は物語として独立しながらも、本編の連続性の上に成り立っている。
劇場版を欠いても本編は成立するが、やはり観るとよりいっそうフィリップの哀感が伝わってくるいい作品だと感じた。
今年は風都探偵がアニメ化するし、オーズも劇場版が公開されるので、いずれも楽しみだ。
一昨年、昨年と、様々な作品との出会いがあったけれども、今年もより充実させていきたい。