ANIRON

ひとりごと日記

2022.01.12 #2 歌会始めを控えて

福島泰樹主宰の歌誌『月光』70号を読んだ。

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野志保の特集が読みたくて購入。彼女が作歌を始めた頃のことなどが書かれていて、貴重なインタビューだと感じた。
また評などを読むと、作歌の勉強にもなるし、ぜひ今後とも折に触れて購読していきたい。
他の歌人の作品だと、大和志保、宮野克行、櫻井真理子の連作が前衛短歌然として良かった。
私自身の作歌の方針はまだ固まらないのだけれど、やはりニューウェーブ短歌よりは前衛短歌の方が好ましいと感じる。
両者の垣根はもはや取り払われているものと思っていたけれど、こうして前衛短歌の結社の歌誌を読んでみると、まだまだその間には開きがあるなと勉強にもなった。
今後とも前衛短歌を学びつつ、自分の作風に落とし込んでいきたい。

ここのところすっかり短歌を詠むモチベーションが下がっている。

週末に友人との歌会を控えていて、その準備はできているのだけれど、それでもひとりで詠みためていてもなかなか上達が見込めず、このままつづけていていいのかとも何度も自問してしまう。

方針転換が必要なのかもしれないと思って、今回この雑誌を手に取ったのだけれど、まだ自分の中で向かうべきところが見出せずにいる。

さらに読む量と詠む量を増やしつつ、自分の方向性を位置づけなければならないと思う。

詩で試みていることが、短歌ではうまくいかない。表現形式が異なるのだから、違って当然なのかもしれないが、そのどうにも短歌を自分のものにできないもどかしさを感じている。

指導を受けてみれば違うのかもしれないし、結社に入れば方向性も見えてくるのかもしれないと思いつつ、なかなか足を踏み出せずにいる自分にも嫌気が差す。

もともと対人関係が苦手なので、結社という場に足を踏み込むのにどうしても躊躇してしまうのだ。

一時期は歌人集団「かばん」のことや、とある講座のことが気になっていたのだけど、諸事情あって難しくなってしまった。

ただこうしてふたたびプロの短歌に触れて、自分自身の短歌を向上させていきたいという思いを新たにしたし、ここのところ「もう短歌は読むだけで充分かもしれない。私には向いていない」と不貞腐れていたのだけれど、ふたたび向き合ってみようという気持ちも湧き起こってきた。

その気持ちをもっと大切にしたい。

どのみち私にとって選べる表現手段は限られていて、小説を書くことは今はままならない。ならばと詩歌に賭ける想いは今も揺らいではいない。

半ば不本意な形で小説を書くことから離れて、詩歌の道を選ぶに至ったけれども、その道をしっかりと固めることが、今の私にとっては重要なのだと思っている。

そのためには時間もお金も使うべきところで使っていきたい。