ANIRON

ひとりごと日記

2022.02.11 病と文学と、詩歌タイムアタック

読書、創作トピックにお邪魔していました。

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お読みくださった皆様、またブクマをはじめ評価してくださった皆様、ありがとうございました。

引き続き当ブログをよろしくお願いいたします。

 

テキストエディタを買わねばと思いつつ、まだ買えていないので、デフォルトのメモ帳を創作用に充てていて、ここに詩やら短歌やらを書き溜めている。

今日は朝から主人が起きる前に創作をしようと1時間粘った。

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結果的に散文詩3篇と短歌5首が詠めた。

タイムアタックという形式で詩歌を作ったことはなかったのだけれど、なかなかいい緊張感が生まれて良かった。

ここのところ体調不良で臥せっており、なかなか創作ができなかったのだけれど、それでもこうして短時間で詩歌を作るというタイムアタックは今後ともやってみたい。

短歌も詩もなかなか思うように作れない日々がつづく中で、それでも詩では新たな試みとして、古典的な要素を現代に取り入れながら書いた。手法としてはありふれているけれど、自分なりにミックスさせる匙加減はやはり出てくるので、百人百様の古典×現代の表現が出てくるところが面白い。

書いた詩に関しては、まだココア共和国へ投稿するかもしれないので非公開とするけれど、それでもこうして新たな試みができたのは良かったと思う。

ここ一年はもっぱら療養詩歌を作っていて、なかなかそこから脱することができずに、いつまでもこの姿勢でいいのだろうか、やはり作りつづける中でも新たな模索をしていかなければ、停滞してしまうのではないかと思い続けてきた。

耽美的な詩歌からは離れてしまったけれど、今なお恋しくなることもあり、ここのところ希死念慮に至るほどの抑うつ感に苛まれることが少なくなった身で、療養詩歌を掲げつづけることに限界を感じていたので、こうした模索はつづけていきたい。

背中を後押ししてくれたのは、1月に観たアニメ「平家物語」だった。

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特にサウンドトラックがとても気に入っていて、iTunesで繰り返し聴いている。

music.apple.com

今回のタイムアタックのBGMとしても使って、おかげで没入感を得ながら古典×現代というテーマで詩を書くことができた。

引き続き古典に触れていきたいという思いも高まっているし、今後ともさまざまな本を通じて、古典の趣や味わいを堪能したい。

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特に今は新古今和歌集近辺が気になっていることもあり、一時は本を意欲的に集めたのに、積みっぱなしになっている。

これらを崩したいという思いがある。

またアニメ「平家物語」を観てから、学生時代に観能をしていた体験を思い出し、能楽についても関心がさらに高まりつつあるので、能楽の勉強もしていきたい。

そういう詩とは裏腹に、短歌はなかなか思うように詠めない。

ここのところ日常的な風景や記憶を短歌に詠むことが増えていて、耽美的な短歌を作っていた時期とは大きく異なる作風になりつつある。

もう少し方向性を見定めなければどっちつかずになってしまいそうだし、次の歌会まであまり日がない。

短歌はまだまだ療養詩歌の域に留まったままで、自分自身のことを歌にするのであれば、そこから無理に脱する必要もないのかもしれない。

病んだ心身というフィルターを通じてしか物事を知覚できないことに、私は強い理不尽さを抱えてきた。物語の多くの主人公たちは健康な男女だし、そこに私のように心身を病んだ人間の居場所はないという思いが強かった。

そういう病んだ心身を通じて映し出される世界というものを作品に留めておくというのは、世間一般からすると価値のないことなのかもしれないが、それでも私はその世界をわずかばかりでも残しておきたいと思う。

アウトサイダーアート、あるいはアールブリュットという言葉が世の中に認識されるようになって久しい。同じような試みが文学でも可能であるならば、それを表現してみたい。

もっとも短歌という枠の中を前提とした話でもあるし、私は私以外の病者について語る資格を持ち得ない。ただその個別的な人間の悲喜交々は、おそらく文学という器では普遍性を持ちうるのだろうし、そこに文学の豊かさがあると信じている。

話が大きくなってしまったが、今日はルルドの聖母の日にちなんで、世界病者の日なのだそうだ。

改めて自分の創作のあり方について考えるには良い日だったのかもしれない。