ANIRON

ひとりごと日記

2022.02.25 時勢と短歌と

時勢の雲行きが怪しくなってきたけれど、じたばたともがいたところでしょうがない。

私にできることは何もないし、戦争に巻き込まれることがあれば無様に死ぬだけだ。

コロナ禍が始まった当初、東京で震度4程度の地震が起きたことがあり、互いに東日本大震災を経験しておらず、都心で一人暮らしをしている妹から電話があった。不安で眠れないというので、死ぬときは死ぬと覚悟を決めるしかないと云って、ひとしきり話して眠った。

コロナ禍が始まってから、コロナのことは極力書かないようにしてきたし、自分自身、コロナのニュースには努めてさほど触れないようにしてきた。

無論、感染対策には誰よりも気を配っているつもりだし、最寄駅圏外にはほとんど出ない生活を送っている。ワクチン3回目の接種も予約したし、それ以上の情報は私にとっては不要だと判断している。

いかにもお気楽だと云われればそれまでかもしれないが、私にとって最も大切なのは主人との生活であり、後のことは私の預かり知るところではない。

それもまた処世術なのだと思う。

だから今回のこともさほど言葉を費やすつもりはないし、Twitterの鍵垢では身内のフォロワーさんのツイート以外は見ないことにした。

とにかく多種多様で雑多な感情が氾濫していて、その一つ一つを相手にしていたのでは身が持たない。

自分を守るためにも、不要な情報は極力遠ざけておきたい。それは私がメンタルの持病を患って長い間に得たすべなのだと思う。

 

諸事情あって久しぶりに眠れず、朝4時まで起きていて、本を二冊読んだ。

うち一冊は短歌研究3月号だ。

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短歌を投稿したくて購入した。どうやら写生短歌が評価される節があるらしく、ニューウェーブ短歌のようなものは投稿欄には少ない。ここのところ口語的でやわらかい短歌を詠む頻度が多いので、やや場違いかなと感じた。
掲載されている短歌ではやはり水原紫苑が抜きん出て良かった。この三十首を読めただけでも買った甲斐はあったと思う。
また塚本邦雄も携わった『オレンヂ』の復元など、耽美的な短歌を好む身としてはうれしい特集が組まれていたり、文庫化したい歌集など、なかなかプロでないと選べない作品も数多く掲載されていて、今後の歌集選びにも役立ちそうだ。

 

それから気が済んだので眠って、13時ごろ起き、皆川博子展の小冊子を購入するため、ATMまで足を運ぶことにした。

hoshioto.exblog.jp

ここのところひとりでは全く外に出られていなかったから、さまざまに感じ入ることも多く、帰ってから6首の短歌を詠んだ。

最近はあまり積極的に短歌を読めていなかったのだけれど、今朝方短歌を詠む夢を見たこともあり、作歌のモチベーションが再び高まってきたのだった。

帰り際に、ここのところ主人と少々ギクシャクしていたので、花を買って帰ろうと思い、駅前の花屋さんに立ち寄ったものの、スイートピーはバラ売りだったので諦めて、スーパーの鄙ぶりのお花と、シュークリームを二つ、歯磨き粉を買って帰った。

主人もここのところ仕事が忙しく、さらに輪をかけて私との関係がうまくいかない節があって、お互いに疲れているから、せめて花を飾り、お茶の時間を共にして癒されようと思ったのだった。

いざ飾ってみると、部屋に春が呼び込まれたようで、喜ばしい気持ちになった。

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それから家事を片づけて、告知用のnoteに一本記事を書いた。

note.com

図書館エッセイ集『図書館という希望』を新たにお読みいただいていたようで、改めて感謝申し上げます。kindle unlimited会員様は追加料金なしでお楽しみいただけます。

ブログ「広寒宮」で綴ってきた図書館にまつわるエッセイに書き下ろしを加えた、図書館エッセイ集です。
「もうひとつの家」としての図書館との付き合い方や、うつ病当事者としての図書館との関わり、一利用者から見たコロナ禍の図書館の記録、幼少期に通った図書館との思い出など、今だから読みたい内容をぎゅっとまとめました。
本書が図書館を愛するすべての人の友となりうることを心から願っています。

-収録作品-
図書館という希望
ふたつの棚
図書館という友人
ふたたび図書館へ一
図書館の使い方を模索する
コロナ禍の図書館について
蔵書の整理
ふたたび図書館へ二
先達の目とBANANA FISHにみる図書館の精神
図書館という知の海に漕ぎ出す
図書館で知を拓く
学校の図書室の思い出
非常事態宣言下の図書館
本書に登場した書物

この後は読書会テキストの水原紫苑『如何なる花束にも無き花を』の続きを読んで、主人が帰ってくるのを待ってお茶会をしたい。

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ささやかながらもこうして幸せな生活を積み重ねていきたいと切に思う。