それから夕方になって希死念慮に苛まれた。
ここのところ得体の知れない不安感に襲われつづけていたので、そのうちこうなるだろうなとは思ったけれど、相談窓口に相談する気にもなれない。
おそらく適応障害の影響であることは明白で、母とのやりとりをしたあとで参ってしまったのだろうと思う。
やりとり自体は穏やかなものだったし、母もマンション購入を応援してくれていることがわかってほっとしたのだった。
それでも事前に相談をしていなかったこともあり、常々住宅購入について否定的な意見を持っていた母に何を云われるかわかったものではないという不安が増大していて、その不安が解消されたことになるにせよ、抱いてきたおののきはそう簡単に消えるものではないらしい。
結果的にお祝いを贈ってもらえるとのことで、気持ちはとてもありがたいのだけれど、事細かな金額や年収などについて話が及んだので疲弊してしまった。
適応障害の原因は母と小説講座にあると医師に明言されているので、なんとも難しい。
ゆくゆくは介護の問題なども出てくるだろうから、できるだけ関係を良好なものに保っておかねばならないと思う。
売ろうかどうか迷っていたアスカのフィギュアを手元に残しておいて良かったと思う。
私にとってシンエヴァは救済の物語でもあったし、18歳の頃に母親との相剋によって統合失調症を発症したため、改めてエヴァに触れたいという思いがここのところ強くなっている。
ひとまず積んでいる漫画本を崩したい。
そうした経緯もあって死にたい気持ちが沸き起こってきていたため、ここ二週間ほど書けていなかった詩を書くことにした。
母とのことはあまり詩には織り込まないようにしていて、書いたのは別の人のことだったけれど、そうした強い衝動と悲しみがつづく以上は詩を書きつづけるしかないのだろうと思う。
おそらく新居でも初めのうちは情緒不安定になるだろうし、希死念慮に見舞われることもあるかと思う。そうした時に詩が傍にあること、私の唯一無二の友でいてくれることをまずは信じたい。
ホラー小説を今すぐに書けなくても、追々ゆっくり書いていけばいいのだし、まずは今目の前にある詩歌という新たな居場所をしっかり整えていきたいという思いがある。
投稿にも勤しんでいきたいし、そのためには努力は惜しまない。日々詩について考えつづけることは、私の生活の一部になっているから、おそらく今後とも詩を書きながら、自分の詩のあり方を模索しつづけるのだろう。
そうして主人が帰宅して、夕食を作ってくれたのだけれど、大部分を残してしまった。
どうにも食欲が落ちていて、思うように食事が取れない。
気持ちのなぐさめにと、主人が買ってきてくれたコアラのマーチとともに、ダージリン1stフラッシュでお茶をして、それぞれの部屋に別れた。
これからの時間は少しでも本を読んで過ごしたい。ここのところ食欲と比例するように読書欲が落ちていて、肉体的にも精神的にも拒食的になっている。
せめて音楽はたくさん聴こうと、この記事はBonoboのFragmentsを聴きながら書いた。
もう何周もしているアルバムで、Bonoboはやはりクオリティが高いし、自分自身のメンタリティにしっくりくるなと思う。
またここのところひと頃たくさん聴いていた、Billie Eilishを聴いていないなと思い起こす。
ホラー小説を書くことを勧められるきっかけとなった、「all the good girls go to hell」は彼女の同題曲から名前を取った。
またホラー小説を書く段階に移れるように、それに相応しい音楽をたくさん聴いて、ホラー小説や怪奇小説を読んで、少しでも構想を温めていければと思う。
傷ついてしまった心を修復しながらプロットをしっかりと練って話を作っていくのは、おそらく健常者の方が小説を書くよりもハードルが高いだろうけれど、無理のない掌編から着手するなど、段階を踏んで進めていきたい。