ANIRON

ひとりごと日記

2022.07.17-19 NHK学園夏の誌上短歌大会佳作入選と本棚整理

NHK学園夏の誌上短歌大会佳作入選

『夜と霧』あがない歩く夕空は爆弾の降る街へとつづく

という嘉村詩穂名義の拙作短歌を、春日いづみ先生、栗木京子先生の御両名に佳作として採っていただきました。

ここのところ再び作歌のモチベーションが落ちていたので、励みになる結果となりました。

今後とも精進して参ります。

さらに研鑽を積むべく、できるだけより多くの短歌に触れていきたいと考えております。

まだまだ至らない部分も多く、なかなか佳作から脱することができませんが、今後はより上を目指して、さらに励んでいきたいと思います。

改めましてお礼申し上げます。

現在のところ私の短歌がまとまった形で読めるのは折本とnoteのみとなっております。

star-bellflower.booth.pm

ちょこっと文芸福岡に出展する予定だった歌集の折本です。

ゴシックな雰囲気が香る療養短歌30首を収めています。

 

天上のアガパンサスアガペーを我に給えよ病篤くなり

青薔薇の冠授けよとこしえに無数の棘は言葉となれり

star-bellflower.booth.pm

療養短歌をテーマに詠んだ、短歌30首を収めた折本歌集のPDFです。

失われた恋への挽歌、過ぎ去った夏へのノスタルジーをサブテーマとし、ダークでゴシック、耽美な作風を志向しています。

 

世の終わり詩神は死せず海の果てきみとふたたび巡り逢うまで

AnthemはCoccoだったね沈黙を守ってふたり白百合の園

 

star-bellflower.booth.pm

 

第四回笹井宏之賞落選作品50首を収めた短歌の折本です。

病める夏の日々を詠んだ、ゴシックな療養短歌を収めています。

 

この恋も忘れてしまう錠剤は不老長寿の薬となって

「しにたみのおさしみ」きみに告げたいの「おさしみ」としか云えないままで

ハルシャギク世界の果てをも埋め尽くし燔祭の焰を待つ初夏

ヒュプノスの恩寵のみに包まれて副作用の希死念慮来る

 

note.com

さよならと告げないままで夏が来て錠剤ばかり増えてゆく罰

きみといた喫茶店にも夏が来て主治医の云う恋が永続(ループ)する

愛欲も悪夢も私の業として夜中のチャイムに街は冒され

性愛を悪としてなおもの足りずアポカリプスの鐘の鳴る夜

この恋も忘れてしまう錠剤は不老長寿の薬となって

note.com

喪失と剥がれたネイルそのままで詩を書く夜に天使はいません

傾眠の副作用をむさぼって多剤投与の冬の日暮れる

ふるさとにつながらないのiPhoneも意識に直でつないでくれよ

医師に告ぐ「修道院へ行くつもり」魚群の群れに覆われた街

長崎のすべてが無となる部屋にいて虚飾の画面が告げる音声

抑鬱の日々も薬で無となるよ画面上の「お大事に」なぞ

普段は時事詠というよりも療養短歌を詠むことが多いので、若干テイストが異なるかもしれませんが、ぜひご利用いただければ幸いです。

 

本棚整理

連休中、主人の協力のもと、本棚の棚板を渡して、文庫本を整理した。

買ったのはニトリの本棚・サラで、主人が一棹、私が一棹を所有している。

ひとまず自室に入りきれなかった漫画本と、メインのスタッキングシェルフには収まりが悪い文庫本だけを移すと決めて、どんどん本を詰め込んでいった。

詩歌に関してはスタッキングシェルフに集約させようかと思ったのだけれど、やはり文庫を納める都合がつかず、やむなくサラに納めることにした。

そういうわけで目玉は詩歌スペースと、海外文学スペースだ。

海外文学は私は少々苦手としているのだけれど、納めてみると気になる本だけしか構成されていなくて、少しばかり元気をもらえた。

まだ作家ごとに分けられていない状態なので、これからさらに整理が必要だけれども、現時点ではまだ棚に余裕があるのが喜ばしい。

一方スタッキングシェルフはどうかというと、こちらはまだ手付かずの状態で、四六判の本が乱雑に並んでいる。

こちらもゆくゆくは整理をしていきたい。