ANIRON

ひとりごと日記

2022.07.24 無為な時間と思想上の挫折からの再興を試みる

ほぼ一日何もせずに、先日から主人に誘われて観ているHUNTER×HUNTERを観たり、そうめんを炊いたり、主人が読んでいる俳句ドリルの話や、架空の恋愛シュミレーショントークなどをして過ごした。

考えてみれば起きている間中何かしら思考を働かせていたい私にとって、何も考えずにただ無為に過ごすということは、なんだか落ち着かないことではあったけれど、ここ二週間ほど生きた心地もしなかったので、今はこの無為な時間がありがたい。

私は映像を観ることがとことん苦手な人間なので、アニメを観ることもストップをかけてしまいがちなのだけれど、HUNTER×HUNTERはクラピカが可愛らしくてつい観てしまう。

また昼間にはメルカリでエヴァ一番くじのアスカのフィギュアを注文してしまった。

個人的にメルカリは極力避けるようにしているのだけれど、昨夜主人と飲むためにコンビニに出かけたところ、この一番くじのアスカのフィギュアがどうしても欲しくなってしまったのだった。

ADDICTIONのネイルを買おうかとか、雑誌を買おうかとか考えていたというのに、セーラームーンの人形が好きだった幼少期から人形愛が止まらない。

アスカのテストスーツはあまりにも魅惑的すぎるので、飾るのをためらってしまいそうでなかなか買えずにいたのだけれど、このポージングならまあいいかと思う。

そうして精神的に著しく堕落した一日を過ごしてみると、両親のことも「まあどうでもいいか」という気持ちになってくる。

考えてみれば私は保守思想を前提として両親と付き合おうとしたからうまくいかなかったのであって、云うなれば宮沢賢治が「農民に芸術を、そして復興を」という思想をもって農民に接して、農作業にまともに従事できずに挫折したという経験に近しいものがあるのかもしれない。

保守思想は私にはやはりそう簡単に捨てられないだろうけれど、少なくともその思想が私の両親との付き合いに際して有効だったわけではなかった。

むしろ思想上の制約もあり、このまま両親と付き合わざるを得ないと思い詰めた挙句に、その思いを挫かれたのは、やはり思想と現実の間に大きな乖離があったと云わざるを得ない。

思想を全うしたいという想いに駆られてもなお、両親と折り合いをつけることはできず、折り合いがつかないながらも、その制約の中で生きるという選択を選べるほど、私の精神は頑強ではなかった。

思想を全うできないという葛藤も多分にあって、ここ数日著しく消耗していたのは確かで、それは安倍元首相の逝去の時期と重なって、多大な困難を私にもたらしたのだけれど、そのことをきちんと言語化して整理をし、アイデンティティを再構築するには、まだまだ時間が必要なのだと思う。

ただ、たとえこの先故郷に帰れないとしても、もはや今いるこの地で生きていくしかないという覚悟がようやくできてきているし、それは今のところ空虚だとしか思えないけれど、それでもこの地で時間をかけてアイデンティティを獲得していくしかないのだと思う。

冒頭の話に戻るが、HUNTER×HUNTERはまだ第三試験のところまでしか観ていないのだけれど、おそらくキルアは両親を捨ててでもゴンという親友を得たから生きていけるのだろうと思ったし、私もまた主人という伴侶とともに、この先の人生を歩んでいくしかない。

その覚悟がやはり本当の意味でできていなかったのだと思うし、これまで親との悪い依存関係から抜け出せずにいたのが、今回のことの発端でもあって、それを脱さなければならない。

今の私にはもはや親を憎む気力は残っていないし、溢れ出るようなエネルギーもない。

ただ、主人との生活を第一に重んじながら、日々詩歌を作り、本を読み、アニメを観たりして心の糧を得て、なんとか前に進んでいくしかないのだと思う。

もはや後には引き返せないのだから。