ANIRON

ひとりごと日記

2022.08.09 久しぶりに同人作品に触れる

長崎原爆の日だった。

この故郷が見舞われた災厄については、あまり多くを語れないまま31年を経てきたけれど、それでも一日たりともこの日のことを忘れたことはない。

頭の中の片隅には常に原爆で亡くなられた母校の先輩方のことが残っているし、幼少期から課外授業の一環で永井隆博士の如己堂を訪ね、原爆資料館へ行った記憶が残っている。

www3.nhk.or.jp

それはこのブログにも時々書いてきたことではあるけれど、かつて3月には「我が事のように痛みを引き受けること」と書いたものの、やはりそこに当事者性が欠落してしまってはいけないということを7月には考えるようになった。

aniron.hatenablog.com

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あくまでも自分の手の届く範囲の中で、一小市民として、ウクライナの人々に思いを馳せ、あるいは原爆で亡くなられた方々への哀悼を捧げたいと思う。

 

なんだかここ数日はすっかりリアルの交友関係に疲れ切っていて、あまり食欲もなく、今日も徹夜をして朝6時まで眠れなかった。

そのような有様なので、なかなか本も読めずにいて、それでも何かしら読みたいと思って、磯崎愛さんの『夢のように、おりてくるもの』外伝を読み、月島あやのさんのLOVE♥LOVE CAFE SLEEVE」をDLして拝見した。

booth.pm

磯崎さんの作品は中編小説「坂東夫人」も素晴らしかったのでリンクを貼っておく。

kakuyomu.jp

booth.pm

それから岩倉文也(プロなので「さん」づけはしないでおく)の書評集も注文した。

booth.pm

彼の詩にはさほど入り込めなかったのだけれど、純粋に詩人の書いた書評を読みたいと思ったのだった。

それはひいては私自身の今後の指針になるかもしれないし、なんにせよ詩歌に携わる人の書評は魅力的で、それは吉田隼人『死にたいのに死ねないので本を読む』にすっかり魅了された身としては、こちらも買わずにはいられなかった。

考えてみればここのところ同人からはすっかり遠ざかっていた。

私はあまり交流が得意ではないし、あくまでもプロを目指したいという思いがあるため、同人にこだわりすぎるのはかえって良くないと考えている。今もその考えは変わらない。

ただ、上を見上げるのに首が痛くなることもあって、人とのつながりが恋しくなることもある。そうした時に同人という場はひとつのアジールとしての機能を持ちうるのだろう。

私自身は同人活動を本格的に再開する予定は今のところないけれど、それでも時には同人が恋しくなることもある。

ただ、今のところはこのままプロを目指して脇目も振らずにやっていきたいという思いが強い。

おそらく両軸を大切にすることがベストなのだろうけれど、あまり器用な人間ではないので、自分にできる範囲で関わっていければと思う。

なお私もBOOTHで折本歌集・折本詩集を頒布中です。

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併せてご利用いただければ幸いです。

なお、電子書籍も引き続き頒布中ですので、併せてよろしくお願いいたします。

Kindle Unlimited会員様は追加料金なしでお楽しみいただけます。

ブログ「広寒宮」で綴ってきた図書館にまつわるエッセイに書き下ろしを加えた、図書館エッセイ集です。
「もうひとつの家」としての図書館との付き合い方や、うつ病当事者としての図書館との関わり、一利用者から見たコロナ禍の図書館の記録、幼少期に通った図書館との思い出など、今だから読みたい内容をぎゅっとまとめました。
本書が図書館を愛するすべての人の友となりうることを心から願っています。

-収録作品-
図書館という希望
ふたつの棚
図書館という友人
ふたたび図書館へ一
図書館の使い方を模索する
コロナ禍の図書館について
蔵書の整理
ふたたび図書館へ二
先達の目とBANANA FISHにみる図書館の精神
図書館という知の海に漕ぎ出す
図書館で知を拓く
学校の図書室の思い出
非常事態宣言下の図書館
本書に登場した書物

 

耽美主義を掲げ、SF・中華幻想・仏教、そして著者のふるさとへの憧憬をテーマとした、第二散文詩集です。
以下の十編の詩を収めています。

-収録作品-
青磁の爪
白狐譚
鶯姫
エリザベート・バートリの末裔
いにしえのうた
最後の手紙
人体標本
真珠姫の恋
補陀落渡り
地獄の白百合

 

罪人の冠を頭にいただき、人の子を惑わしたすべての女の恨みを纏って、私は消えてゆく。
嘉村詩穂の個人詩集。 個人サイト「紫水宮」と主宰している文芸サークルかもめのweb文芸誌「かもめソング」に発表した詩に、書き下ろしを加えた散文詩集です。
耽美主義を掲げ、表題作となった「挽歌」を中心に、主に和風・東洋風の幻想的な詩を収録しています。

-収録作品-
マディソン

逝春(せいしゅん)
よみひとしらず
或神話研究者の最期
挽歌
或楽師の書簡
緋鯉抄
調香師の終末
秋菊
夕波千鳥
秘仏
雪女郎
墨色の使徒