ANIRON

ひとりごと日記

2022.08.28 作歌とペーパーウェル09参加予定のこと

ここのところ参っていても気持ちのやり場がなく、短歌を6首詠んだ。

NHK全国短歌大会の〆切をそろそろ見据えなければならないという事情もあるけれど、それ以上に作品に自分に寄り添ってほしいという気持ちがあって、短歌という形式を選ぶことにした。

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有季定型で詠みたかったので、デスクに積み上がった本の中から歳時記を引っ張り出した。

現在出ているのは第五版だが、私の手元にあるのは第四版だ。

そこには「鰯雲(いわしぐも)」「秋湿(あきじめり)」「秋曇り」といった言葉が並んでいる。

その一部、「秋曇り」「秋湿」を引用してみると

【秋曇 あきぐもり】

秋の曇りがちの天候をいう。曇った日が二、三日続くと、気分も暗く沈みがちになる。

→春陰(春)

芦も鳴らぬ潟一面の秋ぐもり 室生犀星

汐上げてゐる流木の秋ぐもり 細川加賀

にはとりの飼はれて肥ゆる秋ぐもり 雨宮きぬよ

 

『合本俳句歳時記 第四版』角川学芸出版、2008年、p509

 

【秋湿 あきじめり】

秋には雨が降り続くことも多く、部屋などが湿って感じられる。冷え冷えとして湿った感じにはやりきれないものがある。

 

ひとりごと言うては答ふ秋湿り 深谷雄大

肖像の並ぶ廊下や秋湿り 片山由美子

 

『合本俳句歳時記 第四版』角川学芸出版、2008年、p509

とある。

先人が季節を肌で感じ、物を思った痕跡が残されているような気がして、季語というものがなお一層愛おしくなったし、今の時代に若い人で有季で短歌を詠む人は減ってきているように感じているのだけれど、それでも季語を大切にしたいと思ったのだった。

何より、私が日々秋に接して感じていることが、この歳時記を紐解くと、先人もすでに同じようなことを感じていたのだと如実に肌で感じることができて、気持ちがなぐさめられる心地がする。

短歌はまだ選歌にも至らない数だけれども、今後ともできるだけコンスタントに詠んで、数をこなしていきたい。

記録はGoogleカレンダーを引き続き利用していきたい。ここのところ記録をつけるのをついついないがしろにしていたので、遡ってつけたところ、詩はともかく短歌はもっと詠めるだろうという結果になった。


作詩もここのところできていないし、もう少ししっかり書けるようにしていきたい。

詩に関しては、そろそろペーパーウェルに寄稿する予定の原稿に着手したいと考えている。

ティーフとしては眠り姫の吸血鬼である兄と、狩りをする弟の兄弟BLとなりそうだ。

無論これは萩尾望都ポーの一族』のエドガーとアランに強い影響を受けているのだけれど、幼少期に触れて以来、私がBLに傾倒していった最初の象徴的な作品でもあるので、二次創作というよりは、朝吹真理子風に「応答」という形を取ることにしたい。

TIMELESS

性別に関してはこれまで作ってきたように男女でもいいのだけれど、個人的にBLをもう一度書きたい/作りたいという思いがあったので、今回は趣味に走ることにしたい。

一人一作品とのことなので、散文詩の折本一種のみになりそうだけれども、個人的には思い入れのあるモティーフになりそうなので、できればそれ以上の参加はしないまでも、類作をいくつか作ってまた別の形で折本を用意したい。

それは散文詩に限らず、短歌という形になるかもしれないし、あるいは掌編小説になるかもしれないけれど、現時点では未定だ。

今のところBOOTHでのPDFをDLする形式の折本の無償配布を考えていて、ネプリおよびnoteでは配信予定はないのでご注意ください。ペーパーウェルに出展しない類作の方は、これまで通り100円での有償配布となります。

既刊もよろしくお願いいたします。 

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-収録作品-
初秋、修羅は往く。
修羅桜
妖魚譚
凍蝶の弔い

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お手に取りやすい形でご利用いただければ幸いです。