ANIRON

ひとりごと日記

2022.09.17 新刊書店で買った本と短歌と

台風直前ということで、書店まで出かけた。

さまざまに気になった本があったのだけれど、手元に迎えたのは2冊のみになった。

岡井隆の忘れもの

岡井隆の忘れもの

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岡井隆の短歌はかねてから名声を耳にしていたので、触れなければならないと思いつつ、まだ触れられていない。

吉増剛造『詩とは何か』が名著だったので、そうした詩論・歌論にはもっと触れていきたいと思ってこの度迷わず購入することにしたのだった。

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大森静佳は『ねむらない樹』vol.9で水原紫苑、川野里子と座談会をしていて気になって手に取ったのだけれど、「私が短歌で詠みたい歌は結局こういう作風なのではないか」と思うような歌ぶりに魅せられて手に取った。

口語ながらも耽美、そして病める私を詠むという点で参考になりそうだと感じたし、続刊の『ヘクタール』も欲しかったのだけれど、さすがに合計7000円超えとなるとなかなかの出費なので手が出なかった。

歌集では他にかねてから気になっているtoron*『イマジナシオン』、上坂あゆ美『老人ホームで死ぬほどモテたい』、木下龍也の歌集などを立ち読みした。

ニューウェーブ短歌については、水原紫苑『如何なる花束にも無き花を』、横山未来子『金の雨』につづく短歌読書会のテーマになるので、よくよく選ばなければならないと考えている。

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ざっと立ち読みした限りだと、大森静佳の短歌はお相手のまさやまさんのご趣味にも合いそうだし、若手の歌人が詠んだニューウェーブ短歌は批評性という点で物足りなさがあり、読書会に選ぶなら、ある程度評価が定まったもので、歯応えのあるものがいいだろうと思う。

無論自分自身が短歌を詠む上で同年代の歌人の短歌にも触れておきたいという思いはあるけれど、短歌の表現を模索する上で、やはりもっと上を向いていきたいという気持ちがある。

開かれた口語表現の短歌が志向される節がある今において、私が求める短歌の形はどこまで許容されるかはわからないけれど、なおのこといっそう歌誌歌集を読んでいかねばならない。

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まだまだ短歌の世界は奥深く、そして果てがない。

より多くの短歌に触れながら、自分自身の歌の形を求めていければいいなと願っている。