ANIRON

ひとりごと日記

2022.10.15 猫短歌とペーパーの製作と

私にとっては人生で初めての猫を飼うようになって一週間ほど経つけれど、まだまだ慣れないことも多く、気疲れしてしまうこともある。そういう時は大抵主人に猫を預けて、居住空間を分けている自室でゆっくり休む。

普段リビングで猫とともにいると、どうしても猫が危ない場所に行かないか目を光らせねばならず、なかなか気が休まらない。

愛おしいと思う反面、そろそろ疲れも見えはじめている。子猫を飼うということは思った以上に大変なのだなとつい嘆息してしまうこともある。

それでも子猫の成長を見守ることができるのは、子どもがいない私にとって大きな喜びだし、成長とともに時間が以前よりも少なくなってきたとはいえ、未だに膝の上で丸まって眠ってくれたり、キスをしてくれるのは、それだけ私の愛情を欲しているからなのだと思うと、やはりいじらしさが勝る。

そうした日々をとどめておきたくて写真を撮るのだけれど、それだけではやはり物足りない。自ずと短歌を詠む頻度が増えてきた。

猫短歌はありふれているし、先日読んだ横山未来子『金の雨』にも猫短歌の連作が出てきた。

私というものと猫とをいかに詠むかというときに、やはり「みなしご」というところで、私たちはつながっているのだと思っている。

私に母はいるけれど、その愛情を十分にかけてもらったとは、やはり思えずにいる。一方で冴ゆは何者かによって捨てられて、前の引き取り主のところで姉妹とともに過ごした。

本当はその姉妹とともに我が家に迎えたかったのだけれど、近縁にあたる義母から「もしものことがあったときに、最後まで面倒を見てあげられないのはかわいそうだからね」とごもっともな意見をいただき、今回冴ゆだけを引き取ることになったのだった。

冴ゆは愛情に飢えていて、その愛情をできるだけ惜しみなく与えようとしたつもりだけれど、それが冴ゆにとっていい形だったのか、私は猫ではないのでわからない。

ただ自分がママなり母なりにならないようにしようという意識だけは当初からあった。私はどんなに愛情をかけたとしても、やはり誰かの母になる資格などないのだと思っている。

だからせめて安全地帯でいたいと思う。この膝の上だけは安心だよということを伝えたい。

そうして冴ゆを膝に乗せながら詠んだ短歌がいくらばかりか増えてきた。

そこでこのたび、短歌のペーパーを製作することにした。

star-bellflower.booth.pm

note.com

鑑賞魚狙いさだめるきみがいて夜ごといのちがせめぎ合う日々

膝の上母と思ひて眠るきみ母なきわれら天のみなしご

愛猫のキジシロの子猫・冴ゆとの日々を詠んだ短歌の連作です。 A4一枚、カラーのペーパーとなります。 そのままDLしていただいてもいいですし、出力してSNSなどで報告してくださるととてもうれしいです。

猫を愛する皆様に少しでも広くお届けできますように……。

note版には冴ゆの写真を2枚掲載しているので、お好みの方でご覧いただければ幸いです。

本当はどこかしらに投稿したり、あるいは折本を作りたいところだったのだけれど、30首を収めるのに100首は詠まねばならず、そうしている間にも冴ゆはどんどん成長していくので、今回ペーパーの無償配布というところで落ち着いたのだった。

まとまった量になったら折本を作るのもいいなと思う。

既刊の折本歌集とは全く風合いを異にする内容となっておりますので、日々Twitterで冴ゆの様子をご覧の方にはぜひ楽しんでいただければと思います。

twitter.com

star-bellflower.booth.pm

star-bellflower.booth.pm

star-bellflower.booth.pm

実は作業の間にずいぶんと冴ゆがかまってかまってアピールをするので、構い倒しながらの作用をしていたのでした。

子猫の時期は今だけしかないので、刻一刻と成長する冴ゆの姿を、できるだけ記録として残しておけるように、作歌に励んでいきたいと考えています。