ANIRON

ひとりごと日記

2022.10.22 ココア共和国2022年11月号に拙作が掲載されます

この度ココア共和国2022年11月号に嘉村詩穂名義の拙作「みずうみのうた」が佳作として掲載されることになった。

発売はまだ少し先の28日になりますが、電子版に掲載される予定ですので、よろしくお願いいたします。

こうして入国するのは実に三ヶ月ぶりのことで、この間、なぜ入国できないのかは自分なりに原因を把握していたから、さして落ち込むこともなかったのだけれど、自分の模索したい方向性はどうやらココア共和国には居場所がないらしいぞ、ということは分かってきた。

ただ、私が詩の本質だと思っている詩のあり方と、ココア共和国に採っていただいている詩とは一致していて、その方向性をこれからもしっかりと築いていくしかないのかもしれない。

もっと前衛的な詩を書きたいと思うこともあるし、耽美に極振りした詩を書きたいという気持ちもあるけれど、詩の本質を自分なりに掴めた以上、そこからあまり動くことは得策ではないのかもしれない。

今回の作品について少し触れておくことにすると、これまで海や水中を詩に書くことが多かったけれど、今回は湖をモティーフとし、そのバックボーンには横溝正史の「鬼火」や、

ジャン・デルヴィル「死せるオルフェウス」がある。

水中というモティーフと死者とを美的なモティーフとして描きたいと思ったのは、実父から以前投稿して佳作としてココア共和国2022年7月号に掲載された「吹き荒ぶ嵐のいつわりの海の底にて」に対して、父から青木繁「わだつみのいろこの宮」を彷彿とさせるタイトルだねと評されたことが大きく影響している。

美術・芸術と詩歌とはやはり切っても切れない関係にあるから、もっと知見を広めて美術を学んでいきたい。

作家の山尾悠子は本棚の一面を全て図録や美術書で埋め尽くしていたけれど、私もこうした棚に憧れてやまない。

コロナ禍で、持病もあり、なかなか美術館に足を運ぶことは難しいのだけれど、その分図録や美術書の類にはできるだけお金をかけたいと思う。

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学生時代はこうしたアングラサブカルアートにはしょっちゅう触れて、本を集めたり、画廊に通い詰めたりしていたのだけれど、それも叶わなくなって久しい。

ここ数年はもっぱらTwitter経由で知った画家の画集を買ったりしていたけれど、やはり選び抜かれたものに触れたいという思いもある。

そういう意味で画壇はきちんと機能を果たしているのだろうし、そこにリスペクトを払いたいと思う。それは詩壇であっても同様で、やはりフィルターを通すことでしか得られない価値というものは如実にある。

詩壇なり歌壇なりの有り様について文句を云うのは容易いけれど、その壇上に上がって、その上で戦わなければ意味がない。まずはリングに上がらなければ話にならない。その思いを新たにしたのだった。