ANIRON

ひとりごと日記

2022.11.04 『疲れた人に夜食を届ける出前店』と「しみわたる」という感覚

一日不調だった。気圧が上昇しているときには、目覚めも早くなる。

20代の頃は昼過ぎまで寝ていたのに、今は10時ぐらいに目が覚める。元々ロングスリーパーなので少しも眠った気がしない。夢見もあまりよくなかったし、起きてからしばらく徒労感に憑かれたように体が重かった。

そういう時はジタバタしてもしょうがない。妹に手紙を書き、切手がないことに気づいたので、郵便局の通販でお花の切手を何枚か買った。

レターセットは中原淳一赤毛のアンのものを選んだ。

秋が深まる今にふさわしいデザインで、病気を抱えながらも日々懸命に働いている妹へのなぐさめに、ゆあみ『コアラ絵日記』と中山有香里『疲れた人に夜食を届ける出前店』をおすすめすることにした。

元々この漫画は、眠れない夜にTwitterで「夜食」と検索するのが趣味で出会った漫画で、眠れない夜のお供となっていたのですが、こうして書籍化してみると、まだまだ知らなかった作品もあり、特に吉村のエピソードと、犬の幸のエピソードは感動的だった。

しかしなんと云っても冒頭の育児に追われる夫婦に豚汁ときゅうりの浅漬け、塩むすびを届ける漫画で、育猫ノイローゼ気味だった時の真っ最中に読んだこともあり、涙が止まらなかった。

この漫画ではさまざまな「疲れた人」が出てくるが、皆それぞれに頑張っていて、その結果途方もなく疲れを抱えて、それを夜食で癒していくという構成にはとても心をなぐさめられる心地になった。

いとおしい漫画が手元に迎えられて嬉しいし、できれば主人ともシェアできればと思う。

いずれも私自身読んだもので、心から癒されたので、今はどちらも主人に貸し出している。

12月には『コアラ絵日記』の続刊が出るとのことで、今から待ち遠しい。

Twitter発の漫画には抵抗があるのだけれど、『コアラ絵日記』は友人のまさやまさんがTwitterでRTしていて知り、『疲れた人に夜食を届ける出前店』は私自身が眠れない夜中にTwitterで「夜食」と画像検索をするのが趣味で、そうしてたどり着いた漫画で、いずれも心なぐさめられる。

その『疲れた人に夜食を届ける出前店』の中に、育児をする夫婦に豚汁と塩むすび、きゅうりの浅漬けを届ける漫画があって、夫が「あ゛あ゛〜っしみわたるっ…」というセリフが入っている。

私は拒食気味で、ここ数週間ほどは冴ゆの世話もあって、なかなか昼食を摂れなかったり、食欲がなくて食事が苦痛に感じたりしていたので、この「しみわたる」という感覚をすっかり忘れていたなと気づく。

私のもっぱらの楽しみといえばお茶の時間なのだけれど、今日は日中眠っていた冴ゆが、夕方ごろに活発になり、ちょうどその時間帯に合わせて集中してノートを書いて作業をしていたところだった。

日中からすでに調子を崩していたのだけれど、その最中に家事を終え、ブログや手紙を書き、その流れで一、二時間ほどノートを夢中で書いていたので、脳疲労が限界に達してしまったのだった。

そこで「しみわたる」を実感すべく、ホットミルクを温めて、明治チョコレートと共にいただいたら、確かに「しみわたった」。

PMSに原疾患である統合失調症の不調が重なり、拒食気味で体重は44kg台が続き、気圧上昇による寝不足も相まってギリギリの状況だったのを、ホットミルクはゆるめてくれたように思う。

こうして夜食ではないけれど、食べることに対して、これまでより幾らかポジティブな感覚を得られたことは喜ばしいと思うし、『疲れた人に夜食を届ける出前店』の著者の中山有香里さんには感謝したい。