ANIRON

ひとりごと日記

2023.01.09 新年にいただいていたライティングのお仕事について

新年早々お仕事をいただき、紙のとあるテキストのライティングの一部を担当させていただいた。

まだ完了したわけではないのだけれど、ひとまず先方にも目を通していただき、細かな修正はあるものの、概ね了承していただけたので、少し文章に留めておこうと思う。

きっかけはブログだったのだけれど、それがこうして二度のライティングのお仕事につながり、心からありがたいことだと思う。

一応断っておくと、私の著作が出るわけではなく、ライターとして参加させていただくという形だけれど、それでもこうしてなんらかの形で紙の本に携わらせていただけるのは、児童書を毎日読み漁った幼少期からの念願でもあったので、とてもありがたい。

私は持病のため、大学在学時代からほとんど就業経験がなかったし、そのまま専業主婦として30代になってしまったため、コンプレックスは人一倍強かった。今も根強い「私なんてどうせ何もできないし」という意識がある。

アルバイトは数少ないながらも、試すたびに持病で辞めざるを得なかったし、専業主婦になってから、主人に何度か就業を勧められたことがあったのだけれど、ドクターストップもあって叶わなかった。

実家はあまりこのことについてとやかく云わない家で、なぜか学歴さえあればいいという異様な環境だったけれど、義実家の皆様に合わせる顔がなくて、帰省をためらったりもしていた。

ただ、文章を書くことだけは、どんなに体調が悪くて死にそうでも続けてこられたし、フィクション・ノンフィクションのジャンルを問わず、365日何かしら文章を書いていたい人間なので、今回いただいたお仕事も納期5日間というタイトなスケジュールをなんとか3日弱ほどでこなせそうだ。

お仕事なので、当然先方のオーダーに応えて文章を書くわけだけれども、もともと自分のために文章を書くというよりも、他者に提示し、他者に供するために文章を書くということを主婦ブログを通じて数年にわたって続け、「他者に開かれた形で、平易かつきちんとまとまった文章を書く」ということを強く意識してきたことが良かったのだろうと思う。

snowrabbit21.hatenablog.jp

それはこの年末年始も引き続きKindle Unlimitedでお読みいただいている図書館エッセイ集『図書館という希望』でも同じことが云えるのかもしれないし、おかげさまで「あなたの文章はよくまとまっていて読みやすい」という読者からのお声もいただいた。

ブログ「広寒宮」で綴ってきた図書館にまつわるエッセイに書き下ろしを加えた、図書館エッセイ集です。
「もうひとつの家」としての図書館との付き合い方や、うつ病当事者としての図書館との関わり、一利用者から見たコロナ禍の図書館の記録、幼少期に通った図書館との思い出など、今だから読みたい内容をぎゅっとまとめました。
本書が図書館を愛するすべての人の友となりうることを心から願っています。

-収録作品-
図書館という希望
ふたつの棚
図書館という友人
ふたたび図書館へ一
図書館の使い方を模索する
コロナ禍の図書館について
蔵書の整理
ふたたび図書館へ二
先達の目とBANANA FISHにみる図書館の精神
図書館という知の海に漕ぎ出す
図書館で知を拓く
学校の図書室の思い出
非常事態宣言下の図書館
本書に登場した書物

私は昨年はもっぱら詩歌を作ってきたけれど、基本的に芸術家肌の人間というよりはいわば職人的に文章を書く人間なのだろうと思う。

そうしたタイプの違いについては井上大輔『マーケターのように生きろ』に詳しく書かれているので気になる方は読んでみると面白いかもしれない。

そして今年は小説のオーダーをいただいているので、それに応えさせていただく形で小説を書くことになる。

ためらいや迷いがないわけではないけれど、それでも求められているということ自体がありがたいことだと思って、懸命に励みたい。