はじめに
Kindleで講談社学術文庫と講談社文芸文庫のセールがあったので、以下の本を買った。
講談社学術文庫
元々大学で記紀神話を専攻していて、民俗学もかじっていたので、基礎的なベースがあって購入することにした。
他に、仏教関連の本なども気になったのだけれど、小説のご依頼をくださった先方から、ホラー小説か、時代ファンタジー小説を書いてほしいとの旨を伝えられており、その資料としては、仏教も重要ではあれど、民俗学の方がより書きやすいのではないかと思ったのだった。
資料は集めなくてはと思いつつ、なかなか集められずにいたので、いい機会になった。
今年は年初からブックライティングの仕事があり、それもようやくひと段落つこうとしている。
今後ともどの程度受注できるかはわからないが、それと並行して、小説の準備も進めていかなければならない。
資料は量が必要になってくるので、この機会にある程度揃えられたことは良かったと評価したい。
講談社文芸文庫
元々竹西寛子『式子内親王・永福門院』はかねてから買おうと思っていたものの、タイミングを逃していたので、今回はまたとないタイミングとなった。
また萩原朔太郎の詩論や、中原中也の訳詩は、詩を志す人間としては読んでおくべきだろうということで買うことにした。
萩原朔太郎に関しては、昨年出た『詩人はすべて宿命である』も買って読まなければならないのだが、こちらはまだ手元に迎えられずにいる。
ひと頃は図書館に通って萩原朔太郎全集を手に取り、随分と随筆などを読んだり、調べ物をしたりしていたので、その糧が生かされればと思う。
小説では『紫苑物語』を読んですっかり引き込まれた石川淳や、元々大好きな倉橋由美子、それから一昨年ほど前に『影に対して』を読んで心を揺さぶられた遠藤周作の作品を購入した。
このうち石川淳『影 裸婦変相 喜寿童女』については、時代物の「喜寿童女」と「怪異石仏供養」を読んだのだが、いずれも稗史や偽史という体裁を取った奇談となっており、現在FGOをプレイしている身にはたまらない内容だった。
今後とも今回買った本で、どんどん読めるものを読んでいきたい。